トイレトレーニングへの保護者対応
(※イメージ画像です)
こんばんは。
保育士として働いている中で直面する、保護者からの「どうしよう…」という相談。そ
の中でも、“トイレトレーニングがなかなか進まない”という相談は、多くの保育士さん
が経験しているのではないでしょうか。そんな時「心配ですよね…」「トイレトレーニ
ングは個人差がありますからね…」などの返答しか出来ず、もっと気の利いた言葉掛け
が出来ないものかと悩んだことはありませんか。子育てを経験している保育士さんで
も、自分の子とは違うため良いアドバイスが出来なかったり…ということがあるのでは
ないでしょうか。
そこで、トイレトレーニングの基本を踏まえながらどんな風に声を掛けたら良いかを紹
介します。
<「尿意を伝える」意思表示ができるかどうか>
トイレトレーニングを始めるポイントとして、「尿意を伝える」ということは非常に大
切です。まだ尿意を伝えることが出来ない年齢なのに、周りの子がもう始めているから
という理由でトレーニングを始める保護者の方がいます。意思表示が出来ないのにおま
るやトイレに座らせて、おしっこが出るまで座り続けるということは子どもにとっては
とても負担がかかることです。「おしっこがでる」と言えるようになってからというこ
とを伝えると良いでしょう。
<一定時間、おしっこを溜められるかどうか>
2つ目のポイントとしては「時間間隔」です。一定時間というのは、1時間以上が望ま
しいと思われます。たまに、「30分間隔でトイレに行けば、濡れずに過ごせます!」と
いう保護者の方がいます。せっかく遊びに集中していてもすぐトイレに行かなければな
らなくて、遊び込めずトイレに行くことが嫌になってしまう子もいます。
尿を長い時間溜めることが出来てからということを伝えましょう。
(※イメージ画像です)
<あたたかい時期に始めると良い>
比較的、夏場にトレーニングを始めると成功する子が多いです。大人もそうですが冬場
の寒い時期は、寒くてトイレに行く間隔が短くなります。夏場は、汗もかきますしトイ
レに行く間隔が長くなりやすいため、トイレトレーニングを始めやすい時期になるとい
うことを伝えると良いでしょう。
トイレトレーニングが始まると、保護者の方の不安やストレスが増えることが多いで
す。ですが、保護者の焦りやストレスは良い影響は与えず、子ども達にとってはプレッ
シャーになってしまいます。保育士という立場だからこそ、トイレトレーニングのポイ
ントを交えて保護者の方とお話が出来ると安心に繋がるのではないかと思います。保護
者の安心が子ども達の心の安心にも繋がっていくと思うので、そこを意識して対応して
いくと良いのではないでしょうか。